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【新刊レビュー】ホリエモンとキンコン西野の『バカとつき合うな』は不変の成功法則を語っている

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ホリエモンこと堀江貴文さんとお笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんの共著『バカとつき合うな』を読みました。

この本のポイントをまとめると、

  • バカと付き合わない
  • バカにならない
  • 良い意味でのバカになる

という3点だと思いますが、これをすることで最強に幸せになれると感じました。

 

人にとって人間関係というのは切っても切り離せないものです。つまり、人間関係を修正&強化することは自分の幸せに直結しますし、何かを成し遂げる際にも重要です。

幸福や成功のヒントも交えて、『バカとつき合うな』をレビューして行こうと思います。

発売開始して40日で6刷、現在20万部以上売れているということでヒット作ですね。ファンの多い二人が組んで、「バカとつき合うな!」という分かりやすいメッセージを投げるとこうなるんですねえ。

内容は賛否両論あるのですが、結構いいこと書かれていましたよー。

『バカとつき合うな』は普遍的な成功法則を語っている

堀江さんも西野さんも両者、時代の先を行く人というイメージが強いです。たくさん面白そうな活動をされていますよね。『バカとつき合うな』も非常に面白く仕上がっています!

ここまで「バカ」という言葉が散見される本も珍しいのでは?という感じです。途中から「カバ」に見えてきますよ。

 

僕ら人間が日夜追求しているのは「幸福」だと思いますが、著者のお二人は心の赴くままに生きているという印象です。言わば「幸福の体現者」「生ける幸せ」ではないでしょうか。

幸せになるためには自らが「自分の人生のコントロール権」を握る必要があると思います。バカと付き合っているとそのコントロール権が外野に取られてしまうのですね。

そういった意味で、この本『バカとつき合うな』は不変の幸福論、成功法則を語っていると思います。

 

バカのマネジメントをしよう

 

バカって普通は自分にとって「理解不能な人」のことを罵る言葉だと思います。
あと、「老害的な価値観を持つ人」「人が出る杭になろうとするのを邪魔する人」などもそうですよね。

幼馴染みや旧友、同僚がこういうタイプだったら、もう大変です。

切り捨てるのは非人道的だし、付き合いを悪くするのもなんかなあ…と思いますよね。対応に困ると思います。

でも、人間関係のマネジメントって成功にとっての第一関門というか、そこを通らずして成功できないといっても過言ではないです。

なので、バカとどう付き合うのがベストなのか3ステップをまとめました。興味のある方は『知り合いのバカとどう付き合えばいいの?』という記事をぜひ読んでみてください。

 

自分に当てはまっていたバカ

悔しいですが、僕もバカでした・・・。

『バカとつき合うな』に登場したバカの中で、僕自身に当てはまっていたバカがいくつかありましたので紹介します。

未熟なのに勘に頼るバカ

起業したりフリーランサーになったりするとアイデアが色々と出てきます。ほとんどのものがお蔵入りになってしまうのではないでしょうか?

中には、ワインのように熟成させたほうがいいアイデアや全く当たらないであろうアイデアもあると思います。でも、実際にトライしてみなければどうなるかなんて分からないですよね。

いまビジネスで、これをやったら命取りというほどのことってありますか?〈中略〉あなたが迷っているあいだに、やる人はやります。そしてその人は、成功しても失敗しても経験値を得る。

[p52『バカとつき合うな』より]

未熟で経験値がないのに勘でブレーキを踏むと、さらに経験値が溜まっていかないから成長は滞るわけです。

ちゃんと行動しなきゃなあと思い知らされましたよ…。

 

先に設計図を描きすぎるバカ

計画のし過ぎはアウトです、という話は『計画は5分で終わる!プランニングに時間をかけるのが無駄な理由』という記事でしました。

それでも僕自身、計画大好き人間なんです。最近はかなり減りましたが、以前は計画を立てて満足しちゃうというパターンに陥っていました・・・。(おいおい行動しろよ!!!)

極端な才能も、極端な環境によってもたらされたものなんです。環境が先。そこに帳尻を合わせるように、才能が出てくる。

[p90『バカとつき合うな』より]

人生ゲームを想像してほしいのですが、いくら計画を立ててもルーレットを回さなければ前に進むことはできません!

投げやりではいけませんが、とにかく素早く一手を打ち、駒を進めることが今の時代はより重要になってきているのではないでしょうか。

 

にわかを否定するバカ

みんな最初「にわか」からスタートするのに、そのにわかを否定しちゃダメだろと。

僕はこれまでにわかってダメだよな…と思っていたため、自分自身が何かを始められなくなっていましたw

新しいことを始めるならプロ級にならなくてはいけない、というような強迫観念がありました。

よく考えるとにわかは全く悪くないわけです。下手くそでも初心者でも好きなことに真っ向勝負することが大事ってわけですね。

 

自分は老害にならないと思っているバカ

西野さんいわく「若い感覚を保ち続けるのは精神論では無理」だそうで、抗うことが必要だと言います。

西野さんは「1年にひとつの上手くいっている仕事を手放して若手に譲る」そうです。なるほどなあと感心しました。

精神的なアンチエイジングを自発的に取らなければ自然と老害になってしまう、という発想は僕にはありませんでした。

老害の方向けに『さあ引退準備を始めよう!!老害が若者に絶対勝てない理由』などという記事まで書いていたのに…。自分のことを棚に上げてはいけませんね。反省です。

 

未来に縛られるバカ

「先に設計図を描きすぎるバカ」と似ているのですが、自分の未来を想像して逆算的に生きてしまいがちです。特に僕はそうなんです。

過去や未来という時間軸を忘れて今目の前の楽しいことに没頭して生きよ、という堀江さんのメッセージです。

  • 超絶楽しいことを今すぐやる
  • それができないなら目標を立てて人生の方向性だけでも決めてから生きる

最低でもこのどちらかをやりましょう。楽しいこともできていない、目標もない、では幸せも成功も遠のくばかりですので。

 

良い意味でのバカになろう!

 

『バカとつき合うな』を読んで感じたのが、「あれこれ考えずさっさと行動しちゃいなよ☆」というメッセージです。

考える=人間的な頭のいい行為だとしたら、考えずに行動するバカになろうということです。考えずに行動したとして、失敗しても別になんともないよと。痛みがあってもその痛みが成長なんだよと。

行動することが重要だと分かっていてもできないのが行動というものですが、ほんのちょっと行動しただけであらゆる問題がなし崩し的に解決するというのはよくあるんです。

友達と喧嘩して気まずくなったときに、好きな本を読んだらその答えが書いてあったとか。どんな行動で道が開くかは分からないので、「手当たり次第」ってのが大事だと思います。

 

ちなみに、僕は「はねるのトびら」世代ですが、これまで西野さんには全く興味がありませんでした。でも今回「西野意外とやるじゃん!」と思いました。

しっくり来ることを言ってるんですよね。さすが元芸人さん、庶民のこと分かってるなと。(今も芸人なのかな?)

楽しく読める本でした!